ジャーナル


アメリカの法律業界IT化、最新情報
 ABA Techshow 2000 Report
リーガルコミニュケーションズ 特約記事

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 去る、3月30日から、4月1日までの3日間、ABA(American Bar Association 全米法律家協会)主催による、TechShow2000が、アメリカ・シカゴにおいて行われた。
 本セミナーを通して、アメリカの法律業界において、IT技術がどれほど浸透し、積極的に利用されているのかを、実際に参加し、体験した、筆者のレポートを中心にお届けしたい。
 
会場となったシェラトンホテル。あいにくの曇り空だったシカゴだが、会場には多くの人々が参加しており、アメリカでの関心の高さがうかがわれた。
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 そもそも、日本の法律業界においては、OA化は、かなりの程度すすみ、ほとんどの弁護士事務所には、FAX、コピー、ワープロが入り、徐々に、PCが導入されている段階であろう。中には、インターネット等の技術をフルに使用し始めている方々もおられるが、大多数は、パソコン上で、通 常の文書作成業務に、ワープロを使い、連絡手段の一つとしてE-mail、情報収集の為にWeb、判例Searchの為に、CD-ROMのSearchなどをする辺りまでにとどまっているのが現状であるようである。

 また、法律業界に特化した、IT技術の使用法の紹介などは、ほとんど目にすることができない。というのが、現状である。

 一方、アメリカの状況は、一言で言ってしまえば、既に、法律情報業界というのは、一つの産業としてのジャンルたるに、十分な、質・量 を保っている。そのことは、TechShow参加初日、まさに、会場に踏み入れたときに、筆者には衝撃として、伝わってきた。

ABA Techshow エントランス
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 3月30日初日、朝、8:00からのキーノートスピーチには、参加者の大多数と思われる、500人程度が参加していたようで、熱気にあふれていた。後々、いろいろ話を聞くうちに、どうやら、80%以上が、弁護士本人であり、残りが、法律事務所職員などであったようである。日本と比して、圧倒的に弁護士の数が多いとはいえ、数百人の弁護士が、法律のIT化について、必死に考え、情報を得ようとし、また、法律家向けの(IT)技術を集め、展示会とそれに関する講演会を、3日にわたって、開催できるだけの、ネタがあるという点においても、驚くべきことであるが、参加者の真剣な態度に、更におどろかされたところである。
 ちなみに、キーノートスピーチは、WordPerfectで、少なくとも一時代を築いた、Corel社のCTO(最高技術責任者)によるものであった。# アメリカにおける法曹界では、依然として、Microsoft Wordと並び、Word Perfectが、根強い人気を誇っている。内容は、Corel社の今後の展開を中心に、現在における、インターネットの世界のキーワード的な、XML,ASPなどの説明であり、それほど目新しいというものはなかったが、法律業界においても、重要な技術であることが確認された。

 それでは、具体的に、アメリカでは今、何が起こっているのか、何がどう使われている(使われようとしている)のかを追ってみたい。
 
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